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100日間で創発チームに変える

創発会議メソッド

 

「創発会議メソッド」は、AI時代に求められる「創発OS」を組織に導入し、チームを「創発チーム」へと導くための100日間の実践プログラムです。AI時代を勝ち抜く「創発チーム」をつくり上げるための実践知を、体系的に学びましょう。

創発会議メソッド

こちらは、AI時代の組織変革のための実践的な航海図である「創発会議メソッド」を深く学びたい方向けのページです。『そしぼく』の理論を「あなたの組織の現実」で再現するために、この100日間の実践プログラムがいかに設計され、どのような知識と行動の変容をもたらすのかを解説します。  

1. なぜ、あなたのチームに「創発」が必要なのか

AI時代において、組織変革は「避けられない最重要課題」となります 。従来の「統制する組織」と「創発する組織」の間で、創造性と生産性の格差が劇的に拡大するからです人間の価値は、AIの能力と競争することではなく、人間独自の基礎力(非認知能力)を発揮することにあります

人間の役割: 創造の「はじまり」(目的設定、内発創造性)と「終わり」(価値判断、社会的知性)において不可欠な存在であり続けます
AIの役割:プロセスの中間において、選択肢を網羅し、構想を具体化し、最適解へと加速させる「共創者」として圧倒的な力を発揮します
 
創発会議メソッドは、この人とAIの最適な協働を実現する「組織のAIぐるぐるモデル」(やる気・知識・ひらめきのスパイラル)を構築するための、具体的な行動手順です。

 

2. メカニズムの核心:創発循環モデルを解剖する

 創発会議メソッドの背骨を成すのが、天才たちの成功モデルを再現するための羅針盤「創発循環モデル」です。このモデルは、以下の2つの重要な循環を「共鳴化」によって融合させたものです

1. やる気のアウターサイクル(成功循環モデル)
チームのやる気と成長を促すヒューマンな循環です。これは、チームの「関係性」を起点として「思考」「行動」「結果」と高め、メンバーのやる気を育むメカニズムです。
 
・関係の質(起点)
対話や交流を通じた相互信頼の深化、心理的安全性の基盤
・思考の質
仕事に対する主体的な姿勢、チームでの使命感の共有
・行動の質
自律的な行動、仕事への没頭、貢献しあい、助け合う習慣
・結果の質
顧客への価値の創造、組織としての成果
2. 知識のインナーサイクル(SECIモデル)
チームの知性を進化させるニューロな循環です  。これは、知識が「暗黙知」から「形式知」へと形を変えながら、組織内にスパイラル状に共有・体系化されていくメカニズムです。

①共同化
共体験を通じて、メンバーがお互いの暗黙知を感じ取る過程
②表出化
対話を通じて、自らの体験を言語化する言語や図に変換し、形式知化する過程
③連結化
散在する形式知を統合・体系化し、設計文書などに昇華させる過程
④内面化
形式知を行動を通じて身体化し、個人の暗黙知として定着させる過程
⑤共鳴化
人とAIの相互作用を通じて、知識や経験が結びつき、創発的な価値を生み出す新しいプロセス

3. 行動変容のエンジン:内発的動機づけの科学

創発チームを駆動させるエンジンは、「内発的動機」(自発的な「したい」という気持ち)です。
心理学者エドワード・デシの自己決定理論に基づき、創発会議メソッドは、メンバーが仕事に対して「しなくちゃ」から「したい」へと移行するための環境を整備します。
この内発的動機を支える「魔法のスリーカード」(人間の基本的な3つの欲求)を、ロードマップの各段階で満たしていくことが、継続的な行動変容の鍵となります
 
「魔法のスリーカード」とは
・自律性 (自分で選びたい)
外部からの統制ではなく、自らの意志で選択し、行動したいという欲求
 ・有能感 (自分にはできると感じたい)
自分の能力を発揮し、成長していることを実感したいという欲求
・関係性 (人とつながりたい)
チームや社会に貢献し、仲間と協力したいという欲求

3. 100日間ロードマップ:行動変容の5つの階段(フェーズ)

創発会議メソッドは、隔週で1on1ミーティングとチーム会議を交互に実施し、創発循環モデルに基づいてやる気と知識を創出し、「普通のチーム」を「創発するチーム」に変容させる100日間のロードマップです。

4. 創発を加速させるAIの役割

 

AIは、このロードマップ全体を通じて、単なるツールではなく、人間の創発的な対話と学習を支援する「共鳴の触媒」として機能します

具体的なAI活用事例:
知識の体系化と共有の加速(共鳴化):ベテランの暗黙知(例:クレーム対応のコツ)を会話の文字起こしを通じてAIが学習し、新人に実践知として提供する(「いつでも相談できる先輩AI」の実現)

思考時の壁打ち相手:強みの活かし方や挑戦課題の設定において、AIに多様なアイデアや視点を求め、人間が見落としがちな構造や理論との関連性を引き出す(フロー・チャネルの設計支援)

内省と教訓の言語化:経験学習サイクルにおいて、メンバーの経験を「結果」ではなく「プロセスや努力」に焦点を当てて振り返るようAIが支援し、学びを体系化・言語化する(経験学習サイクルの促進)

パーパスづくりの支援:チームの対話で語られたキーワード(例:「安全」「誇り」「対話」)をAIが分析したり、言葉づくりや言葉みがきを支援する(バーパスの共創者)

 

創発会議メソッドの概要資料

創発会議メソッドの概要については、以下から閲覧可能です。
クリックするとダウンロードができます。

個人向け・リーダー向け・マネージャー向け

創発OSダウンロード

AI時代になっても決して代替されない、人間本来の基礎力——非認知能力。その力を土台に「自分の人生の運転席に座る」ところから変革は始まります。そこから、リーダーは心理的安全性を基盤に、メンバーが自ら動き出す“創発チーム”を育てていく。さらにマネージャーは、組織全体をしなやかに進化させるアジャイル型の組織変革へと舵を切る。この一連の流れを実現するために、本シリーズは 個人 → チーム → 組織 を貫く実践的な技術体系として、三つの創発OSを網羅的にまとめています。人が育ち、チームが動き、組織が変わる——そのための“未来の教科書”です。

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